以前製作した、アトレー S710V用のナンバープレート隠し。
カバー自体は形になったものの、最後に残っていたのが固定方法の問題だった。
今回は、その解決策を検討し、実際にボルトを交換して前後に取り付けるまでの記録である。
ステンレス製ボルトでは磁石が付かない
前回の記事でも触れたが、当初はナンバープレートを固定しているボルトに磁石を吸着させ、カバーを着脱する方法を考えていた。
ところが、使用していたステンレス製ボルトには磁石が付かない。
カバー側のマグネットを活用するという基本方針は変えず、固定方法そのものを見直すことにした。
検討した固定方法
ボルトを交換する以外にも、方法はいくつか考えられる。
受け金具を設ける方法
ナンバープレートのボルト部分に小さな金具を取り付け、カバー側に設けた爪を引っ掛けて固定する方法だ。
構造としては成立しそうだが、気になる点があった。
まず、カバーを使用しないときにも受け金具が車両側に残ってしまうこと。
そして、アトレーのナンバープレートとバンパーの隙間は小さい。爪を引っ掛ける構造を設けるには、スペースの問題もある。
撮影時だけ使うカバーのために、普段の状態を変えてしまうのは避けたい。
カバー側の構造を変更する方法
カバー側に別の固定機構を設けることも考えられる。
しかし、すでにマグネットを利用する構造で製作している以上、できることならその仕組みを生かしたい。
余計な部品を増やさず、使わないときには車両側に何も残さない。
この条件を満たす方法として、最終的に行き着いたのがボルト交換だった。
スチール製ボルトに交換する
磁石が付かないのであれば、磁石が付くボルトに交換すればよい。
そこで購入したのが、カインズのフランジボルトだ。

- 購入先:カインズ
- 種類:フランジボルト
- 表面処理:ユニクロメッキ
- サイズ:M6×15mm
- ねじピッチ:1.0mm
- 頭部サイズ:10mm
- 入数:3個 ※写真は既に1つ取出しています
- 価格:128円
バラ売りがなかったため、2袋購入。合計6個で256円となった。
フロントとリアの両方に使用する。
磁石の吸着力は十分
今回の方法で重要なのは、ボルトが磁石に付くことだけではない。
カバーを支えるために、十分な吸着力が得られるかどうかだ。
実際に確認してみると、磁石に吸着させたボルトが立った状態を保てるほど、保持力は十分だった。

この写真を見れば、磁石とボルトの吸着状態が分かるはずだ。
これなら、車両側に専用の受け金具を残す必要もない。カバーを取り付けるときは磁石で固定し、外せば通常の状態に戻せる。
求めていたのは、まさにこのシンプルさだった。
ボルトの溝が位置ずれを抑える
今回の改良で、もうひとつ使い勝手の面で好都合だったのが、フランジボルトの頭部形状だ。
ナンバープレート隠しの裏側では、リング状のマグネットをプラスボルトで固定している。この固定用ボルトの頭部が、車両側に取り付けたフランジボルトの溝に嵌まる。
そのため、カバーを装着する際に位置を合わせやすく、わずかな力であれば横方向へのずれも抑えられる。
磁石による吸着に加え、ボルト同士の形状が位置決めの役割も果たしてくれるわけだ。

左が元のステンレスボルト。
右が今回使用したフランジボルトだが、この頭部の形状がウマい具合にハマってくれる。
前後とも取り付け完了
ボルトを交換し、ナンバープレート隠しをフロントとリアの両方に取り付けた。


これで、固定方法を見直すために検討していた作業はひとまず完了。
新たな受け金具を設けることなく、既存のマグネットを生かした着脱方式に落ち着いた。
残る懸念は錆び
今回の変更で気になるのは、スチール製ボルトの錆びだ。
ステンレス製ボルトでは磁石が付かず、磁石を利用するために材質を変更した以上、避けて通れない問題である。
今後、実際の使用環境でどの程度の変化が出るか、様子を見ていきたい。
まとめ
今回の改良でかかった費用は、ボルト2袋分の256円。
受け金具を追加する方法も検討したが、使用しないときに車両側へ部品を残したくないことや、ナンバープレート周辺のスペースを考慮し、ボルト交換を選んだ。
構造はシンプルなまま、磁石による着脱を実現できた。
あとは錆びの問題がどうなるか。
今回購入したボルトには、ユニクロメッキ処理が施されている。
ただし、メッキ処理が施されていても、錆びを完全に防げるわけではない。実際にどの程度の耐食性があるのかは、使用環境によっても変わってくる。
今後、実際の使用環境でどの程度の変化が出るか、様子を見ていきたい。

